SWOT分析で自社の強みが見つからない場合にどうすれば良いか?

SWOT分析は万能ビジネス道具ではない

ビジネスフレームワークで最も有名なものと言っても過言ではないSWOT分析ですが、

個人や零細がこれを行い自所・自社の強みが見つからないことはそう珍しいケースではありません。

その際には、撤退すら視野に入れてでも事業のコアを根本から見直すことが大切です。

事業のコアを見直すとは何か

それでは実際に根本から事業のコアを見直すために何をすれば良いのでしょう?

考えられる施策はいくつか考えられますが、ここで今回用いるのは3C分析です。

自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)の三者それぞれの現状やそれらとの関係性を分析します。

3C分析には正しい分析の順番がある

3C分析ではまず顧客の分析からとりかかります。

現代のマーケティングでは顧客のニーズ・ウォンツを出発とするマーケットインの考え方が主流ですからね。

既存顧客や見込顧客がどんなベネフィットを求めており、それが今後どのように変化していくのかを明らかにしましょう。

競合というビジネスが成り立つ証拠を分析する

次に、競合を分析します。競合がおらずその状態がずっと続く事業というものは通常ありえません

ビジネスで勝つ戦略というものはすなわち、競合に勝つ戦略のことであると言えるでしょう。

競合は自社のターゲティングしている見込顧客をなぜ自社よりも多く獲得できるのか、徹底的に調べあげましょう。

自社分析をあえて最後に行って欲しい理由

そして最後に、自社を分析します。これを3C分析の中で上記2つのCよりも後に持ってくるのには理由があります

見込顧客が求めている需要があり、競合がまだそれを供給できていない中で、自社だからこそ、そこに割って入っていける要素が事業のコアとなるからです。

本当は怖いこともある正しいSWOT分析

いかがでしたでしょうか?場合によってはこれまで続けてきた事業がまるごとひっくり返ることにもなるかもしれませんが、

それでも事業のコアというもの無しで企業が生存していくことは不可能に近いです。

事業のコアがないビジネスは、あまり美味しくないラーメンが一種類あるだけのラーメン屋を経営しているようなものですからね。

SWOT分析で自社の強みが見つからないことは往々にしてあります。

そんな状況で悩んでいるビジネスマンや事業主の方などに、この記事を最後までお読みいただいたことが少しでもお役に立てれば幸いです。

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