つい先日まで私は胃腸炎にかかり、4日間仕事を休んでしまいました。
そこでベッドに横たわってずっと考えていたのが、
「体調管理も仕事の内」という言葉の真意です。
私たち現代人にとっては、軽い風邪では仕事を休む理由にならず、
かと言って重い病気、それこそウイルス性など感染性の強い病気であれば、
たとえ本人がどれだけ仕事に行きたいとしても休まざるを得ません。
それでは「体調管理も仕事の内」とは何を意味する言葉なのか?
今回の記事ではその『裏の意味』を5つに絞って解説して行きます。
体調不良で休んだ人は、その後厳しい状況下に置かれます。
これは(場合によってはそれも含むでしょうが)貰えるお給料の話ではなく、
何より会社の場の空気を乱した犯人になってしまうのです。
誰かが休めば、その尻拭いをどうしても誰かがやらなければならないことは、
そうそう珍しいことではないかと思います。
しかし、その尻拭いを誰がやるのか他の社員同士で話し合ったり、
尻拭いをやることになった人が「なんで私がここまでしないといけないの?」と、
素朴な疑問から生まれる負の感情を隠し切れずに、会社内に嫌な空気が流れます。
体調管理ができない人は、その嫌な空気を作る厄介な人にいずれなってしまうのです。
体調管理というものは、どんな職業についていたとしてもまず最優先に、
なおかつ無意識にできて当然のものです。
なぜなら、いつも体調不良のままに仕事をしていては生産性は最悪ですし、
それこそ他の社員に感染させてしまうと自分ひとりの問題では済みませんからね。
それゆえに体調管理はどんな職業のどんなポジションでも、
そつなくこなせて当たり前のタスクなのに、それができない人に何を任せられるでしょうか?
いつも体調不良だと言ってすぐに休むタイプの人は、いつ辞めてしまうかわかりません。
「体調がずっと優れないため、しばらくの休養期間をいただきたいです」と、
いつ言い出すかわからないからです。
長い人生の中では確かにそのような期間もあるかもしれませんが、
よりにもよって自分の会社で働いている中でそんなことを言われた雇用主としては、
まさにハズレくじを引いてしまったような気分になることでしょう。
100歩譲ってこのような休養期間は仕方のないことだとしても、
いつも体調不良だと訴えて休むその正体が仮病だとしたら、言語道断ですよね。
本人に何の責任もないのに体調不良になるケースというのは稀でしょう。
大体の場合、暴飲暴食やお酒の飲みすぎ、極端な栄養の偏りなどが原因として大きいです。
それはつまり、インプットの量と質を考えていないということであり、
すぐに体調不良になる人はビジネスマン失格の烙印を押されても仕方がないのです。
多くの仕事は、ノルマや納期、あるいは締切日があるためにそうそう休んでいられません。
しかし体調管理ができない人は、どれだけ健康な時にそのコミットメントを意識していても、
体調不良となる頻度が多ければ多いほど結果にコミットできずに、
周りに大迷惑をかけることになります。
結果を出せなければ、仕事を全くやっていないのと同じことです。
どうしても体調不良が慢性的に続いている人は、潔く会社を退職し療養に専念するべきでしょう。
今回の記事では「体調管理も仕事の内」の真意と5つの隠れた意味をご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか?
確かに体調不良の時はまず自分が辛いことで精いっぱいでしょうが、
回復後は所属する組織と他のメンバーに、これまで以上に感謝する心を忘れないようにしたいですね。